自治労秋田県本部にお伺いしました。(3月16日~18日)

 

《活動》

3月16日から3日間、自治労秋田県本部にお招きいただき、県内の組合のみなさんと意見交換等の活動をしました。

秋田では集会への参加や、WEBを併用した取り組みも設定いただき、多くの方に私の想いをお伝えすることができました。

また、支援いただいている、全自交労連、全水道、全農林の方々ともお会いすることができ、顔を合わせてしっかりとお話しができたことは本当によかったです。

どの現場に伺っても、人員不足、長時間労働の課題は本当に深刻だと感じています。人口減少もさることながら、職場の疲弊、業務量の増大によって、負のスパイラルに陥ってしまっています。

いま、なんとか地域の公共サービスが保たれているのは、現場の踏ん張りのおかげですが、この状況にも限界があります。

現場のみなさんの頑張りに応えるため、地域を守っていきたいという想いに応えるため、しっかりと、来るべき日にむけて一歩ずつ、歩を進めてまいります。

ともに活動していただいた皆さん、意見交換の際に熱心に耳を傾けていただいた皆さん、本当にありがとうございました!

<意見交換でお伺いしたことメモ>
・新型コロナウイルス対策課に配属されているが圧倒的に人が足りない。原因の一つは国の指導による定員管理だ。政治主導による行き過ぎた指導を改めてほしい。
・技術職の採用に対し、応募がない。業務をこなしていくことも大変だが、平均年齢が上がってきており、技術を継承していくことに対しても不安を覚えている。
・人材が民間や都市部に集中している。対策として、制度変更や労働条件の向上など、柔軟な仕組み作りが必要だと感じる。
・人手が足りない公務の厳しい現状を、鬼木さんに打開して欲しい。
・正規職員の増加を要求しているが、思い通りに採用してくれない。会計年度任用職員に頼る業務構造となっているが、応募も少なく、職場は疲弊している。
・正規職員を採用したがらない理由には、財源問題がある。過疎地でも業務はあるが、財源が足りない。鬼木さんには地方財源の確保をお願いしたい。
・恒常的に人手不足であり、人材確保を進めるためにも地方財源の拡充を進めて欲しい。
・「公共サービスにもっと投資を」キャンペーンを行っているが、より多くのアピールが必要だと思う。政治の場でもしっかり訴えていただきたい。
・現業職場が縮小されつつあるが、公務が担っているからこそ、即効性が担保されたり、営利度外視でできる仕事がある。採用が再開された現業現場だが、技術継承のためにももっと職員が必要。こういう現場実態を国会で是非とも訴えてほしい。
・65歳まで定年が引き上げられるが、最後まで働くことができるか不安のある職員も多い。65歳までしっかりと働ける環境整備の必要性を、国会で訴えかけてほしい。
・どうしても交付税に頼らざるを得ない。交付税算定額の増額をお願いしたい。
・コロナ禍の対応で、課を超えた応援体制が敷かれた。例えば、午後8時まで応援、その後本来業務で午後10時まで業務を行うという状況が常態化している。
・保健師に至っては午前2時くらいまで残業している。休日は過労で寝て過ごすといった状況。現状を変えなければならないが、人手が足りない。
・技術系職員の応募が少ない。入職しても早期に辞める率が高いのも技術系の特徴。人事評価制度の給与反映を特に技術系職員が求めてくるが、民間等と比較して賃金が安いことも原因の一つ。しかし、大幅に賃金を上げる打開策がない。政策で変えてもらうしかない。
・現業職員の採用がなく、今後の職場の体制をどう描いていくのか、当局に求めても回答がなく不安を感じている。
・福祉課は通常業務とコロナ関連業務でひっ迫。職員はぎりぎりの状態で仕事を継続している。
・会計年度任用職員は全体の三分の二が短時間勤務。会計年度任用職員がいなければ、町の業務が回らない状況になっているが賃金・労働条件は良くない。
・合併当初は人的余裕もあったが、今は人員が削減されつつある。求められる仕事が年々増える一方で、業務削減は進まず、恒常的な人員不足に陥っている。
・定年引上げが実施される中で、新規採用が抑制され、組織としての代謝が悪くなるのではないかと危惧している。
・少子化で市立保育所を閉園する方針だが、民間が受け入れることが難しい子どもたちを受け入れている、現在の市立保育所の役割を民間が受け入れてくれるのか疑問だ。この役割があるからこそ、本来は市立保育所を残すべきなのだが、市の判断はそうなっていない。
・課題は人員不足。コロナ対応が継続して業務負担となっている。昨夜は地震で緊急対応もあった。自然災害はいつ起こるかわからず、通常業務だけで忙殺される中に、優先順位の高い自然災害が起こると一気に業務過多が起こる。
・町の人口減少も影響していると思われるが、保育士や保健師は募集しても応募がない。
・医療は都市部の病院に依存しているが、募集が集まらないと聞いている。圏域全体が人口減少しており、職員採用など、今後更に心配な状況である。
・新規職員の募集を行うが応募者がいない。職員の年齢構成が高くなっており技術継承に不安を感じている。
・(全自交)タクシー業界は三分の二が60歳以上という、高齢化で異常な状況が続いている。拘束時間が長く低賃金で若い社員が入ってこない。業界自体の存続危機とも言え、鬼木さんには労働環境の改善と業界浮揚にむけた政策をお願いしたい。

<<意見交換やごあいさつさせていただいた組合や関連団体>>
秋田県職員連合労働組合(仙北、平鹿、雄勝など)
秋田市職員連合労働組合
能代市役所職員労働組合
湯沢市役所職員労働組合
三種町職員労働組合
八峰町職員労働組合
仙北市職員労働組合
羽後町新職員組合
全自交秋田地方連合会
秋田水道労働組合(全水道)
全農林秋田分会

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