自治労山形県本部にお伺いしました。(3月23日~25日)

 

《活動》

3月23日から3日間、自治労山形県本部にお招きいただき、県内の組合のみなさんと意見交換等の活動をしました。

山形では、夕方の集会参加をはじめ、みなさんと意見交換等をする機会をたくさんいただくことができました。

貴重な機会をいただき、本当にありがとうございました!

山形で印象に残っていることの一つに、病院職場の方との意見交換があります。

「自分がり患するわけにもいかず、家族と一緒に外に出かけることはなく、もちろん外食もできない。心が折れそうになるが、何とか踏ん張ってここまで来ている。この現場の頑張りに応える政策を鬼木さんには期待している」という激励をいただきました。

コロナ禍においても、高い使命感と責任感をもって、ご自身の生活やさまざまなことを諦めつつ、職務に当たられている方々が公共サービスの現場にはいます。

「この現状をもっと知ってもらいたい」という声に、想いに応えたい、そのためにもしっかりと日々歩みを進めてまいります。

ともに活動していただいた皆さん、意見交換の際に熱心に耳を傾けていただいた皆さん、本当にありがとうございました!

山形の皆さんの声をしっかりと国政に届けるためにも、頑張ってまいります!

<意見交換でお伺いしたことメモ>
・長引くコロナ禍で、職場内の空気がギスギスしている。出口が見えず、疲労も蓄積する中で雰囲気が悪くなっている。
・約10万人規模の市だが、採用人数が確保できず、年に複数回の採用試験を行っている。
・地元自治体希望の受験者は複数の役場を併願して、うち以外が受かったらそちらに就職することが多い。うちは選ばれなくなってしまっている。
・人員不足と会計年度任用職員の処遇改善が最大の課題だ。
・処遇改善が介護職に限られるなど、職種限定となっている。介護現場ではケアマネや社会福祉などの相談員など様々な職種が勤務している。職種を限定せずに、業界全体の浮揚を図るなど改善できないだろうか。
・メンタル疾患が増えてきており、課題となっている。
・中央と地方の格差はあらゆる面で拡大している。地域手当導入も、格差拡大の遠因にあたる。人は都市部に流れ、なかなか帰ってはこない。人が地方に回帰できる仕組みを、鬼木さんに作っていただきたい。
・保健師は採用通知を出したが、残念ながら都市部の他市に流れてしまった。
・今年度は思いもしなかった若い職員が中途退職した。せっかく採用しても、中途退職されると厳しい。
・土木、保健師は、応募者すらいない状況。聞くところによると、公務員専門学校ができるだけ大きな自治体に就職するように助言しているとも聞いた。
・誰一人取り残さない社会の実現をお願いしたい。
・当自治体は面積が広い一方で、人口減少している。インフラは多いが職員数は減少しており、職員は疲弊していくばかり。
・4月の人事異動の季節になると、「仕事を教える時間がない」「新規採用の受け入れは難しい」という声が職場から聞こえてくる。貴重な人材であるにもかかわらず、受け入れ体制が困難なほど、職場は業務に忙殺されている。
・ウクライナへの軍事侵攻でクローズアップされたが、日本もエネルギーの自給率アップを真剣に考えなければならない。
・(退職者)結成30年の退職者会だが、コロナ禍もあり集まる機会が減っている。
・募集して合格した技術職が他市町村へと逃げてしまう。採用の難しさを痛感している。
・久しぶりに現業職の採用が行われたが、退職者の完全補充とはなっていない。職員の年齢構成が高くなっており、技術継承が不安。
・調理現場では採用不補充となっており、多数の仕事を一人でこなす状況にある。当選した暁には現業職場の労働環境改善に尽力してほしい。
・管内保健所の保健師が足りない。この地域でも毎日100人超の新規感染者が発生。業務が多忙を極め、就業制限通知の発送業務も遅れに遅れている。問い合わせが鳴り止まないほど、業務が追いついていない。
・保健所は年間残業時間が平均で1500時間を超えている状況が2年間継続している。保健所以外の職場から応援体制を引いてもこのような状況が続いている。
・(退職者)後期高齢者保険料、介護保険料の負担も増している一方で、年金支給額は減っている。退職者にはとても厳しい時代だ。少しづつ生活しづらくなっているこの状況を改善してほしい。
・人員不足が一番の課題。3回目のワクチン接種業務に約30人を配置して対応しているが、230時間超えの残業をしなければならない者が出るなどの状況。疫学調査や感染症対策に時間を割かれ、国の政策に翻弄されている。
・4月時点で土木職が3人欠員が出ていた。その他の職種も含めて、10人の欠員で新年度をスタートする。土木職は民間企業と比較すると初任給が低いことも職員が集まらない原因。
・(全農林)農林水産省でも新規採用は少なく、年齢構成、平均年齢は上がってきている。仕事の継承に不安を感じる。
・(全農林)自治体現場も国も職員が減り、密な情報連携ができなくなっており、住民サービスに影響が出かねない。
・若い職員の中途退職が増えてきている。
・毎年約20人は採用するが、必ず短期間で1~2人は退職する。それ以外でも、20代や30代の若年の退職者は増えている。
・今日の内示で兼務命令は解かれた一方で、ワクチン担当の職員は減員となっている。回数が重なるなかで、業務が回るか心配である。
・人員要求に対して満足のいく回答が示されない状況にある。
・この間、人員増を求めてきたが、退職者数よりも少ない採用者数で条例定数よりもかなり少ない職員配置となっている。
・少ない職員数での運営であるが、河川の水害などの災害があり、負担感はとても増している。
・技師の採用が進まないため、社会人枠の年齢上限を上げた。その結果、40代の技師が4月に採用され、久しぶりに明るい話題となった。
・技術系職員の職員比率が下がり続けている。土木現場でも知識や経験が乏しく、コンサルの言いなりにならざるを得ない現場がある。ある自治体では、設計ミスで首長が責任を取る結果となった。職員にもこのようなことが起こりかねない不安がある。
・「政治で治め、行政が執行する」この関係に戻ることを鬼木さんには期待している。
・若い職員の途中退職が増えている。昨年度も5、6人が退職してしまった。
・現業職の採用が行われず、40代の私が1番若い。技術継承にも不安を感じる。
・広域水道事業化をシミュレーションしてみると、将来経営が大変厳しいという結果になった。単独水道では経営が難しい。政治の力が必要。管の老朽化、給水世帯の減少など、水道を取り巻く環境はとても厳しい状況にある。
・企業局でも20代、30代の若手職員の中途退職が目立ってきた。若手への技術継承も心配。
・コロナ病棟では介護施設でり患した患者の対応が大変。病棟の三分の一の患者におむつ交換の必要があり、毎日PCRや抗原検査をしている。しかし、なかなか一般病棟に戻すことはできず、病床が常時埋まっている状態。
・入院期間の短縮措置が行われたが、コロナ病棟から一般病棟に移した後に一般病棟でクラスターが発生したら、手に負えない。このような心配の中で期間短縮を行うことに戸惑っている。現在はコロナ病棟の入院患者が2人となり、落ち着いているが今後はまだまだ見通せない。
・この間、心が休まらず、自分がり患するわけにもいかず、家族と一緒に外に出かけることはなく、もちろん外食もできない。心が折れそうになるが、何とか踏ん張ってここまで来ている。この現場の頑張りに応える政策を鬼木さんには期待している。
・コロナ禍でひどい時、ある病棟では夜勤体制が組めない状況に陥ることがあった。今回のコロナ禍で、公務が担っているセーフティネットとしての役割がある程度伝わったとは思うが、鬼木さんにはもっともっと発信してほしい。更なる国民理解の促進をお願いしたい。
・若年層の早期退職が多く、再任用の辞退も多い。役所で仕事をしたくないことの裏返しであり、選ばれない職場になってしまった。
・コロナ禍で民間企業を中心に働き方は変わったかもしれないが、公務の働き方改革は遅々として進んでいない。仕事のやり方を変え、仕事を減らす努力、仕組みを作らないと早晩、自治体は回らなくなってしまう。政治の役割として鬼木さんに期待する。

<<意見交換やごあいさつさせていただいた組合や関連団体>>
自治労山形県職員連合労働組合
山形市役所職員労働組合
酒田市職員労働組合
米沢市職員労働組合
鶴岡市職員労働組合
新庄市職員労働組合
村山市職員労働組合
上山市職員労働組合
長井市職員労働組合
天童市職員連合労働組合
東根市職員労働組合
飯豊町職員労働組合
高畠町職員労働組合
庄内町職員労働組合
遊佐町職員労働組合
三川町職員労働組合
尾花沢市職員労働組合
大石田町職員労働組合
南陽市職員労働組合
川西町職員労働組合
山形県国民健康保険団体連合会職員労働組合
全農林山形分会

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