自治労福井県本部にお伺いしました。(5月23日~24日)

 

《活動》

5月23日から2日間、自治労福井県本部にお招きいただき、県内の組合のみなさんと意見交換等の活動をしました。

福井では1組合ごとしっかり時間を取っていただいたこともあり、現場実態や私への期待など、じっくりとお話することができました。

23日の夕方には女性ネットワークのみなさんとの意見交換会も設けていただき、率直な女性の皆さんの声をさまざまお聞かせいただくなど、充実の2日間でした。

ともに活動していただいた皆さん、熱心に私の話に耳を傾けていただいた皆さん、本当にありがとうございました!

一つ一つの機会を大切に、そしていただいた激励を胸に、福井の皆さんの声をしっかりと国政に届けるためにも、頑張ってまいります!

<意見交換でお伺いしたことメモ>
・通常業務にプラスして町おこしの業務、そして現在はコロナ関係業務に追われている。人口減少、そして予算減によって業務過多はますます顕著になっている。
・若い職員が入職して、冬の除雪などの当初想像していなかったような業務があり、困惑する者もいる。業務を継続していくことに不安を覚える職員もいる。
・若手職員の入職が少ない。これまでは中間層が若手の指導、助言、仕事内容のチェックをしていたが、基幹職員が育っていない。
・公金振込誤りが頻繁に報道されているが、根底には人員不足による重複チェックの不備などがあるのではないか。
・コロナ禍で更に国からの調査が増えた。厚労省の他局から類似の調査票が届くなど、国の省庁内の調整が全くできていない。しわ寄せは末端行政を担う基礎自治体に行きつく。
・DXの旗振り役がFAXを多用している状況から解消してほしい。
・自分たちの思いを受け止めていただき、国政で活躍してほしい。
・人員適正化計画の中で、少ない職員数で業務を行っている。国による過度な関与を改めていただくよう鬼木さんに期待する。
・市長とは良好な関係を維持しているが、人員不足に対する理解はあまりない。
・民間だけではなく、他自治体とも人員の取り合いとなっている。
・会計年度任用職員の給与水準に課題がある。改善を図らなければと思うが、なかなか進まずに苦慮している。
・コロナ禍が続く中で、若年層のストレスが心配である。入職して1~2年で退職する職員が多くなっている。
・公務に限らず、労働者の賃金水準の引き上げへの取り組みをお願いしたい。最近は物価高の局面となっているが、労働者への分配が増えてこない。
・コロナ関連業務が多いが、自治体も一生懸命努力していることを国会の場でも訴えてほしい。
・主幹への昇任試験が導入されたが、合格率20%台であり対策が必要な状況にあるため、主幹前(40代)の職員の担い手がいなくなった。
・保健所体制の維持のため、他自治体からの応援体制を敷いているが、他も人員が不足しており厳しい状況にある。
・県内に大雪が降った時、除雪費用が足りないと給与カットの提案を受けた。その際に江崎孝参議院議員が動いてくれて、総務省に掛け合ってくれた。このような事案があると、組合員に組織内議員の必要性が理解できる。
・当市では組織内市議も抱えており市、県、国の組織内議員への理解があると思う。精一杯応援し、支えるためにがんばりたい。
・介護現場では恒常的に人員不足だ。足りない中でも業務を担わなければならない状況にあり、状況打破に向けた政治的な関わりを期待したい。
・入職間もない職員が係長級の仕事を担っている。多忙な中で仕事を教えるものもおらず、いつミスが起きてもおかしくない状況が続いている。山口で起こった事案は他人ごとではなく、いつ発生してもおかしくない。このことは、一職場、一自治体の問題ではなく国全体を覆っている現実である。抜本的な対策が必要だと思うので、鬼木さんにはその一助になってもらいたい。
・人員不足の問題が極めて大きく、一刻の猶予も許さない状況。鬼木さんに期待している。
・会計年度任用職員だが、勤勉手当支給を市当局に求めているが、国の動向が許さないとの回答で一向に前に進まない。
・市町村職員の傷病手当給付が増えていて、メンタル疾患によるものが多い。市町村の人員不足解消を訴える際に、このような事例を紹介しながら訴えると効果が大きい。国政に行く鬼木さんにもこのことを知っていてほしい。
・就職氷河期世代であるが、上の世代と下の世代での世代間ギャップがとても大きい。特に小さな職場であるため、苦労することがある。
・福祉事業団だが、介護職員の処遇改善加算が時限的に導入された。10月以降についても別途改善すると当局は言うが継続されるか不安。
・会計年度任用職員の処遇改善は待ったなしと考えている。市単独の改善だけでなく、自治労本部や国政の場での関与をもっと強めてほしい。
・学童保育所に使用する空き教室が足りない。需要はあるが、供給が追い付いていない状況だ。
・コロナ支援の予算のバラマキが気になっている。現状での対策を見ると、優先順位が違うように感じている。
・ここ最近、若年退職が増えている。民間を含めて中途退職が普通になってきていると思うが、入職前後のギャップが大きくなっていることも原因にあるのではないか。
・職場でも新人や若手職員のフォローができていない。これも早期退職の原因の一因か。
・職場の一人ひとりへの仕事の負担が増えている。まだまだ家庭での女性への家事などの負担が大きい中で、いつまで仕事を続けられるか不安に陥ることがある。早く帰り、家事をこなさなければならないにも関わらず仕事が終わらず帰れない時など、早期退職がよぎることがある。このような実態の改善をお願いしたい。
・女性活躍をうたっていても、中身が伴っていない。制度だけできても、実行に移すことができない現実がある。実行できる社会の構築をお願いしたい。
・人員不足で他から保健所応援に行く状況が続いている。他でも人員が不足しており、抜本改善を政治の場からお願いしたい。

<<意見交換やごあいさつさせていただいた組合や関連団体>>
福井県庁職員組合
自治労福井市職員労働組合
越前市職員組合
敦賀市職員労働組合
鯖江市職員労働組合
大野市職員労働組合
勝山市職員組合
あわら市職員組合
坂井市職員組合
小浜市職員組合

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