交通・流通政策の取組

 

《活動》

交通政策に関連する二つの会合についてご報告します。
12月1日に、自治労都市公共交通評議会(都市交評)の福田議長、自治労の森下総合政治政策局長らが国土交通省に対し、来年度予算編成に関する要請と交通政策についての意見交換を行いました。重点項目として、コロナ禍における公共交通の存続に関わる支援について、またバス運転手の賃金・勤務時間改善や人材不足対策などについて、現場の声を紹介しながら国土交通省の担当者と意見交換をしました。

12月2日の朝には、運輸労連政策議員懇談会総会に出席しました。運輸労連にはこれまでもいろいろとお世話になっておりますが、今回、議員懇談会のメンバーに正式に入れていただきました。また、岸まきこ議員も今回の総会で同議員懇談会事務局長に就任されました。
総会では、改善基準告示の見直しの課題、宅配便事業を中心とする規制改革および軽貨物運送の拡大の問題点について、運輸労連から説明を受け、その後質疑が行われました。

都市交評、運輸労連のどちらでも話題となったのが、政府の規制改革会議が進めようとしているライドシェアの問題です。規制緩和によって民間が幅広く参入できるようにしようと議論が行われていますが、規制緩和が行われる際に安全や安心といった部分が置き去りになってしまう懸念があります。過剰な新規参入により悪質な事業者が現れる、競争激化にともなう収益減等による労働者の賃金・労働条件の低下なども考えられます。
交通・流通がめざすべき将来像について、関係団体の皆さんと連携しながら今後もしっかりと議論していきたいと思います。